科学技術基本計画



昔々のその昔。
ノーベル賞30人計画』と揶揄された『第2期科学技術基本計画』なるものがありました。
( ゚д゚)我々は、今後50年でノーベル賞受賞者を30人輩出する!!
アカデミックもへったくれもありません。
いかにも文科省の中の人らしい発想でして、ともかく重点4分野に予算をぶち込む荒々しいものでした。
結果は・・・まあまあのようで。


日本の科学技術政策は『科学技術基本計画』なる5ヵ年計画に集約されています。
現在の『第3期基本計画』は2006年から2011年が対象です。
知り合いに読んでみて欲しいと言われまして、パラパラと読んでみました。




−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第1期は予算ばら撒いてみたけど、第2期は予算足りなくなって、第3期も足りないっぽい。
そこで第3期の基本姿勢は
(´Д`).。o○(アレやね、予算確保には国民の支持が不可欠やね)
(´Д`).。o○(それから研究者個人が大事せなあかんがな)
とまあ、今以上に研究者側に説明責任と個人プレー推奨をし、


第2期の重点4分野は、文科省の中の人の大人の事情があるのでモニョモニョできないから
予算も限られてるし、今流行りの“選択と集中”とやらで新たに4分野増やしてみようと。
でも、あんまり流行りものを政策研究分野とするとセンセイから反感買うし、中の人に旨味もないから
“研究者個人の自由な発想に基づく研究”ってのも加えればおkですよね?
そうすれば従来通り旨味も温存できそうだし、これってよくね?
今後も産業的でお金になる研究ヨロ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−




こんな感じにナナメに読んでみましたw
本当はそんな風に書いていないかもしれませんけどね。


「研究も実用的・産業的に」
私みたいな知的財産を扱う人間にとっては、望ましい形ですがね。
でも『20%ルール』みたいに、遊び推奨の方がいい気がするのです。
理由は簡単。
面白くもない、好奇心もない場で良いものが生まれるわけがない。
アカデミックってどこまでも何かを要求されるものではない。
要するに研究は芸術みたいに個々が探求するであって、お金云々ってのはナンセンス以前にセンスレス。


(´Д`)このように思うわけでございます。


※私信はありません。