いや、そんなの間違ってる!

FutabaUniv2006-07-19

『なぜ知財を学びたいのか』
そう聞かれた時に、躊躇している自分がいます。
本当の理由を言えば、大学院に受からない気がするからです。


(゚∀゚)「ともかく技術を金にして儲けるのが一番」
(゚∀゚)「マネージャーにでもなって、キャリアアップして華やかに活躍したい」
志望理由でそう言わないと受からないんだろうなぁ、と思ってました。
どの参考書を読んでもそんな感じで、内心物凄い嫌だったのです。


今日は、某大学院の説明会がありまして
席上にてお話頂いた教授がこんな事を仰いました。
知財だけで何とかしたいって人は困るし、本来は我々が表立って活躍するのは好ましくない」
「要はね、知財を使っていかにBetterな現状打開ができるかってことで」
知財ばっかりじゃなし、複合的に考える感性というか人間性が必須なんだよね」
先生の意見をまとめると
知財は一つの手段にすぎず、重要なのはその人の能力(コミュニケーション力・感性・人間性)と意思決定である
②複合的・実践的・知財以外の観点やチャンスを持って現場で知識を生かせる人材になって欲しい
③技術開発をサポートするのが最大の役割なはず
④会社の中でどう位置付けるか、企業の創造力をどう高める手助けをするのかを常に考えよ


そして最後に
「この仕事で一番やっててよかったと思うのはね」
「研究者や技術者が一生懸命やって出来た成果が権利になったときかな」
「彼らが物凄い喜んでくれてる姿を見ると、こっちも嬉しくなるんだよね」
それを聴いて、何か安心しました。
やっぱり知財は地味に徹するべきで、花形なわけがない。
研究者を一人の人間として、相手を理解しようとする事が大切なはずだ。
楽しく研究できる環境を作っていく、それが一番大事ではないのか?
そう思ってきた事は間違いではないと勇気付けられました。


志望理由書には、堂々と自分の考えを書き連ねようと思います。
書いて後悔はありません。


※画像は適当。
ヘ(゚∀゚ヘ)どうせ受かるか分からないんですから、当たって砕けろですよw
私信はありません。