必要とされる人に

担当課長も、そのときは虫の居所が悪かったのでしょう。
おい、誰が席立てゆうた、あぁ!
人の話を聞かんかい!席座れや!アホンダラ!
話が終わったと思い、部屋から出ようとしたらこのアリア様。もとい有様。


リアル河内弁で怒鳴られたのは、生涯二回目。
一回目はヤー公でした。
その後、担当課長に「あの時、なぜお怒りになられたのですか」と問うと、「俺、怒ってないよ」とのお返事。


入社6年目。
私はようやく「うちの本部は皆、ヤー公なんだ」と、恐怖で身体が固まりました。


帰り道。
メールを見るとふと、元寮母さんから

お久しぶりです。


お元気ですか?


ラインしたいのですが見てみて下さいね。

そんなメールが届いていました。


薬のせいか、感情は外に出ないのですが
電車の中で涙をポロポロ流してました。
ちょっと危ない人です。


休職以来、この本部に合わない理由がようやく分かりました。
「私はヤー公と一緒に仕事をしていた」のです。
「私には、研究開発の人のために仕事をしているのだ。そのために頑張ろう。」と思えば、
例えそれが浅はかな考えであろうとも、全ては腑に落ちて、今日はぐっすり眠れます。


今日は寮母さんに救われました。
「よほどのことがない限り人の縁は切らない方がいい」
田中先生の仰るとおりです。
先生、ありがとうございます。