大企業病と云う病

 「昔、うちの会社の研究所と工場が一緒だった頃はね」
 「食堂にアルコールが置いてあってさ」
 「夕方になるとさ、社長と一緒に飲んだもんだよ」


 いまや東証一部の大企業になった私の会社。
 そんな時代があったとは、知りませんでした。


 昨日はフレックスを使って15:35で退社し、とあるシニア嘱託の社員さんと駄弁ってました。
 (業務中に行ってもいいのですが、課長がいい顔をしないものですから)
 色々な話をお伺いすることができました。


 この日記にも書いたかもしれませんが、私は“任意という名の強制”は嫌いです。
 自称“自由参加の社内勉強会”だったり
 自称“自由参加の研修合宿”だったり
 自称“親睦を目的とした飲み会”だったり
 私は何故、毛嫌いするのか。
 その理由も、昨日わかりました。


 これらはすべて“受身”です。
 一種の“大企業病”。


 生き字引とも云うべき社員さんと話していると、自分の姿勢や理念が決して間違ってはいないと勇気づけられます。
 「0から作るんだよ、自分で」
 という無から有を生み出す能動的な姿勢。
 「昔はね、8ビットを作っている最中に、同時に16ビットも考えていたんだよ」
 という同時並行・複線型の思考。 
 これら思考体系こそ、Ideaを生み出すエッセンシャルなものなのだと、改めて再認識させられました。


 管理職にもならず、ずっと技術畑を走ってきた人の話は本当に面白い。
 なおかつ、モチベーションが頂けるほど、嬉しいことはありません。
 さあ、土日も勉強するぞ!(教養的な意味でw)