久々のパニック発作

 それは浅田選手が競技に入る前だったと思います。


 日課のウォーキングを終え、夕飯を食し、手話言語学プレプリントを読んでいるときに起こりました。


 

“全て終りだ!”



 呼吸が激しくなり、目の前がふらつき、手にしている論文の束が床に落ちる。
 そっと、静かに目を閉じます。
 「死ぬことなんてありえない。物理的にありえない。」
 そう自分自身に言い聞かせ、深呼吸をしつつ、手首に指をやり脈を測る。
 若干早いですが、脈拍が正常であることを確認する。


 そして、目を開けると同時にピルケースからメイラックスを取り出し、震える手でコップに水を注ぎ、一気に飲み干す。


 2年ぶり、人生2度目の発作でした。


 今回も何の前触れもなく起こりましたが、対処方法を知っていたので、事なきを得ました。
 (´Д`)でも、かなりキツかったです
 死神が目の前に現れるようなものですから。