思考する言語(中)、思考する言語(下)

思考する言語(中) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)

思考する言語(中) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)

思考する言語(下) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)

思考する言語(下) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)



 もう読んでいて頭痛がしてきたorz


 『人間の思考は、上下前後は得意でも、左右は苦手』
 『現在は約3秒間を指している』
 『言語は、メタファーと組合わせにより無限に表現できる』
 『距離や集団は一つの“モノ”として認識し、メタファーを使って表現が可能』


 ほらね、もうワケワカメ。


 私たちは自己中心座標軸、地心座標軸、及び物体中心座標軸を駆使して左右を表現するため、正確に表現しにくい思考システムらしい。
 例えば、


 北
 ② 
 ① 石
 ③
 
 ●
 ◎


●:私
◎:あなた

という状態の場合、①がある方向を向いている場合、色々な表現ができる。
「私から見て左」
「あなたから見て右」
「石の反対側」
「西側」
「②から見て後ろ」
などなど。
 神戸の人だと「山側」「海側」という表現もありますね。


 それから、相互知識と面子の問題。

例1.『あなたが知っている事を私が知っていて、私が知っている事をあなたが知っている』

 例えば、私があなたに特定の依頼をした場合に、あなたが断った場合(私が醤油差しが欲しくて「醤油を取ってくれるとありがたいんだけどなぁ」と言い、あなたがワザと聞かなかったフリをして取らなかった場合など)、
 この場合は、あなたが断ったことを私が知っていて、私が断られたことをあなたが知っているだけなので、お互いに面子が保たれる(依頼は“なかったこと”にできるため)。 

例2.『あなたが知っている事を私が知っていて、あなたが知っている事を私が知っている事をあなたが知っている』

 この場合は、依頼を断った事実を相互知識としてあなたが知っているため、お互いに大変気不味くなる。


 とまあ、『直接表現』ではなく『間接表現』を日常生活では多々用いることで、お互いに面子を保つという話らしいです。


 ・・・やっぱり、もう一度読了しないと理解できないデスorz