思考する言語(中)、思考する言語(下)
思考する言語(中) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)
- 作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,幾島幸子,桜内篤子
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思考する言語(下) 「ことばの意味」から人間性に迫る (NHKブックス)
- 作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,幾島幸子,桜内篤子
- 出版社/メーカー: NHK出版
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もう読んでいて頭痛がしてきたorz
『人間の思考は、上下前後は得意でも、左右は苦手』
『現在は約3秒間を指している』
『言語は、メタファーと組合わせにより無限に表現できる』
『距離や集団は一つの“モノ”として認識し、メタファーを使って表現が可能』
ほらね、もうワケワカメ。
私たちは自己中心座標軸、地心座標軸、及び物体中心座標軸を駆使して左右を表現するため、正確に表現しにくい思考システムらしい。
例えば、
北
②
① 石
③
●
◎
●:私
◎:あなた
という状態の場合、①がある方向を向いている場合、色々な表現ができる。
「私から見て左」
「あなたから見て右」
「石の反対側」
「西側」
「②から見て後ろ」
などなど。
神戸の人だと「山側」「海側」という表現もありますね。
それから、相互知識と面子の問題。
例1.『あなたが知っている事を私が知っていて、私が知っている事をあなたが知っている』
例えば、私があなたに特定の依頼をした場合に、あなたが断った場合(私が醤油差しが欲しくて「醤油を取ってくれるとありがたいんだけどなぁ」と言い、あなたがワザと聞かなかったフリをして取らなかった場合など)、
この場合は、あなたが断ったことを私が知っていて、私が断られたことをあなたが知っているだけなので、お互いに面子が保たれる(依頼は“なかったこと”にできるため)。
例2.『あなたが知っている事を私が知っていて、あなたが知っている事を私が知っている事をあなたが知っている』
この場合は、依頼を断った事実を相互知識としてあなたが知っているため、お互いに大変気不味くなる。
とまあ、『直接表現』ではなく『間接表現』を日常生活では多々用いることで、お互いに面子を保つという話らしいです。
・・・やっぱり、もう一度読了しないと理解できないデスorz