復職へのハードル

 復職に際して

『私に問題がある』⇔『環境に問題がある』

という一連の論理の解が導けない。


 今でこそ、私は「私と環境の両方に問題があった」と考えているが、「全て私に問題がある」との医学的見地を会社に提示してきた以上、今更になって「環境に合わなかったから休職せざるを得なかった」とは主張しにくい。とてもじゃないが筋が通らない。


 仮に上述のように主張したとすれば、人事部と産業医は「問題の本質を捕らえようとせず、他者へ責任を転嫁した」と判断するに相違ない。復職へのハードルをさらに上げる結果となりかねない。


 かといって、「全て私に問題がある」ということで決着はできない。それでは、現在の治療方針を真っ向から否定することになる。


 どちらにせよ、ハードルは依然として高いままだ。