20代という壁
哲学者J.P.サルトルは「才能のある者は20代で大成しなければならない」というある種の焦りを持って20代を過ごしていたとされています。
今日は、インターネットを通じて知人が成長していく現実を直視する中で「自分には才たるものがない」と思った一日でした。
会社を起した者。
大学院で顕著な業績を挙げた者。
社内外で優秀と認められた者。
それらを見るに、自分が何ら努力を払ってこなかったこと、自分の経験や思慮の浅いことを痛感せざるを得なくなるのは、何か辛いものがあります。羨ましさや嫉みを感じるのではなく、もはや自分と他人の差が埋まらないであろう現実に辛さを感じるのです。
「他人と自分とは違う」
そうと分かってはいても、そこは人間。どうしても自身と他人を比較してしまうもの。
私にとって、20代は今や大きな壁に見えます。それまでの努力、情熱、創造性が全て試されているようであり、同時に遅きに失したことを認めざるを得ません。
もっと勉強すべきでした。何事に対しても。