名物教授を思い出し

★★近畿大学生物理工学部 part2★★
こんなスレあるんですねw


で、見てたらこんな書き込みがありました。
以下抜粋。

23 :学籍番号:774 氏名:_____:2007/05/20(日) 00:36:55 ID:???
科学技術論・物理学概論の久先生って何者!?

24 :学籍番号:774 氏名:_____:2007/05/20(日) 02:35:13 ID:???
>23
久實先生を誰よりも知る私が答えよう。

久實。
彼は3年前まで、知能システム工学科、バイオインフォマティクス研究室の名誉教授だった。
知能のエリートしか入れない研究室(研究室配属枠は意図的に5人のみ)で、国立大学への進学者をバンバン出してた強者だった・・・。
しかし、ヘルニアの影響であまり活動的になれず、年も食ったので、研究室は廃止。
現在は非常勤講師として教えに来ている。

生前の彼をよく知る私にとっても、謎の多い人物であった・・・。


25 :学籍番号:774 氏名:_____:2007/05/20(日) 10:40:55 ID:???
>24
なんかスゴい人みたいですね。見た目が怪しいから気になってしまった…

26 :学籍番号:774 氏名:_____:2007/05/20(日) 11:20:20 ID:???
久さんはロボットだろ?


27 :学籍番号:774 氏名:_____:2007/05/20(日) 11:32:25 ID:???
>26
実は人間なんだぜ・・・。



どうみてもアンドロイドです、本当にありがとうg(ry
まだご存命なんですね?w


卒業生である私の覚えている久實教授の経歴は
京都帝国大学(今の京都大学)で理論物理学を学んだ後、生活難から一旦教師になって飯を稼ぎ
さらに府立大だか市立大だかの院に主席で入学し、主に実験物理学を専攻。光学がお得意。
その後、和歌山大学で教鞭を取りつつ教育学にも熱心に研究し名誉教授となった。
NHKで特集されたこともあるとか。
現在は、我が大学で教鞭を取っている。
ちなみにご子息はNIHに勤めたことがある東大の研究者。
ジュンク堂で本を見て、買った本は宅配してもらい、目次にだけ目を通す。
ベッドは本の山。
どっちにしても最強超人な方です。
教育学の意味でも、物理学の意味でも。


奇特な先生でもありました。
ギョロっとした目。
独特な唇。
アインシュタインみたいな白髪。
両腕に時計。
香水の匂い。
高価そうな眼鏡。
そして、我々を睨む立ち姿。


すぐ怒鳴るし、自慢話と理不尽な事ばかり。
それにろくな板書もしない。
でも、今考えれば『教授らしい教授』でした。
それは、教養深い人格者としての一面を垣間見たからです。


あれは確か『理科教育法』の授業の後半だったと思いますが、先生の一端を知る機会がありました。
先生が仰るには
“教授の役割は自ら生き方を教授し、さらに学生のモチベーションを上げることにある”
一瞬、意味が分かりませんでしたが、先生は話を続けます。


学術書をダラダラと読むのが教授ではない”
“アレやれコレやれと指図するのが教授でもない”
“自分を通じて人として生きることを教え、学生の動機を高めることが私の教授法だ”
それを聴いて素晴らしい先生だと思いました。


それゆえに、受講者は誰も彼も授業で何を習ったのか覚えていないのです。
私もその一人ですw
では、一体何を学んだのか?
あえていえば“生きるとは何か”と、常に考え続ける大学人としての姿勢でしょう。
真剣に学ぶ姿勢。
真剣に楽しむ姿勢。
それは人が人として生きる姿勢そのもの。
それこそが教養であり、アカデミックなのだと学んだのです。


久先生、今後も立派な後輩を育ててください。


※画像はなし。
あぁ、それとあのウンコ同然の事務の連中を、ビームかタイムパラドックスで処分しちゃって下さい。
そうすれば我が大学も100年安泰ですからw