阿久悠のストッキング話

作詞家、作家の阿久悠さん死去=「UFO」、小説「瀬戸内少年野球団


 「また逢う日まで」「UFO」などのヒット曲を作詞し、小説「瀬戸内少年野球団」でも知られる阿久悠(あく・ゆう、本名深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが、1日午前5時29分、尿管がんのため死去した。70歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日「送る会」を行う。喪主は妻の雄子さん。
 広告代理店勤務を経て作詞家となり、5000曲以上の作品を発表。代表曲に「勝手にしやがれ」「津軽海峡冬景色」「熱き心に」などがある。作詞活動のかたわら小説も執筆し、1984年に発表した「瀬戸内少年野球団」は直木賞候補になった。 


時事通信より引用

(´・ω・`)作詞家の阿久悠さんがお亡くなりになりました。
70歳でした。
私、この方をNHK教育の『NHK人間講座』で知ったのですが
その時の話を興味深く覚えています。


それは「女性用のストッキングについて」。


今のストッキングって、基本的に模様も何も付いてませんよね?
(よろしければ、道中の婦人をご覧あれ。ジロジロ見ちゃいけませんよw)
でも、昔のストッキングには“線”が入っていたのです。
この“線”はストッキングを加工する際に、どうしても生じてしまう副産物だそうで
ちょうど足の裏側に出てきてしまう。
ご婦人方は、この線が真っ直ぐになるよう履かなければならない。
これは面倒だ。
ということで、今のような“線”無しのストッキングが出てきた。
これが大評判でそこらじゅうで売れまして、結局“線”付きのストッキングはなくなった。


これについて阿久悠は面白いことを語っていました。
あの“線”を直している姿が色っぽいし、後ろ姿にあの“線”を見ると脚線美が際立っている。
とても艶美だ。
要するに
(#゚д゚)「あの“線”が良かったのになぁ」
と言うのです。


女性にとっては『便利』になった。
男性にとっては『艶美さ』がなくなった。
男女の情愛を描く作詞家ならではの視点に、関心して聞いた覚えがあります。


そんな訳で、阿久悠さんが亡くなったのは非常に残念でなりません。
面白い視点を持つ人ってそうそういませんからね。
ご冥福をお祈り致します。


※画像はなし。
私信はありません。