【本】データはウソをつく ― 科学的な社会調査の方法




もし、今から社会科学系の論文を書き上げているのなら是非読んで欲しい。
論文を書き終えた後でも構わない。
おそらく、論文を書き直さずにはいられない気持ちになるはずです。
そんな新書。


「データはウソをつく」
確かにその通りなんですが、どちらかといえば
「データはウソをつく道具になり得る」
そう解釈するべきでしょう。
自分の考えに無理やり当てはめ、
少しの差を大げさに言って、
因果関係も無い相関関係によって立証を試み、
データがあるからこそ陥る穴を筆者は客観的に見つめています。


特に筆者の苦言には心に刺さるものがありました。
『自分のひらめきに惚れこんでしまう』
確かにそうなんですよね。
(゚∀゚).。o○(自分スゲーよ、天才なんじゃね!?)
自らのアイデアに惚れ惚れしてしまう。
そして、現実に合わないデータを良い様に解釈し始めるのです。
自分の都合の良い様に。
それを一次資料のレベルでやり始めたら、もう大変!
後々になって冷静に見てみると
(;´Д`).。o○(なんだこりゃ)
論文としての体を成さない有様。
客観性なし。
再現性なし。
偏見と主観に満ちた論文になります。
てか、なりましたw


この本、読み始めると3時間あれば十分読み終えるページ数です。
もし宜しければ立ち読みしてみて下さい(オイw


※画像はなし。
私信はありません。