【本】食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

FutabaUniv2006-09-24



食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物



最近は
『地域経済学』
とか
『経済学入門』
とか
『自動車免許取得・学科試験!』
とかw
そんな遺伝子と関係のない本ばかり読んでいますが、箸休めに読んでみた本です。


比較的、簡単に読める本です。
内容は添加物について。
市販の商品には通常、添加物が入っています。
化学調味料、香料、酸味料、増粘多糖類、着色料、pH調整剤・・・。
品質を保持し、味を良くするといった役割を持つ添加物。
そんな添加物に塗れた生活を送っている私たち。
読んでいくと「え?マジで!?」と思う事実も書いてあります。


しかし、この本の評価したい点は後半の記述です。
単純に「添加物=有毒=悪」にしない点に、著者の思慮深さが感じられます。
無添加なら不味くてもいいとか、暇がないから全く作らないとか
そういった生産者・消費者の甘えをよく指摘してると思いますし
結論のまとめ方は抽象的ですが、言わんとする論点は理解できます。
というより耳が痛くなりますねw


個人的な感想ですが、プロフェッショナルとして鍛え上げないと他を思慮できなくなるのかもしれません。
利益追求志向の中で、どうやってモノを作っていくのか。
職人の魂といいますか、思いといいますか、情熱といいますか
そういった感情を入れ込むことがどれだけ現代では難しいことなのか。
プロならではの悩みを見たような気分です。


※画像は適当。
私信はありません。