夕日+散歩

FutabaUniv2006-06-10

ドイツ・ハイデルベルク大学の近くには『哲学の道』と称される林道があります。
その昔、多くの哲学者が好んで散歩した小さな道。
今日はそんな散歩に関するお話を。


最近、散歩する機会を増やしています。
近所の河原にあるサイクリングコースを利用して、テクテク歩いて。
何をするわけでもありません。
ただ歩くのが目的なのです。


実は鬱病対策の一環で歩いているのです。
いや、別に医者に言われてとかそんな事ではありませんw
前へ歩く事で考え方も前向きになりますし、身体にも適度な刺激&負担になります。
それに夕方というのは気が落ち込みやすい。
「夕方とは哲学そのもの」
そう揶揄されるほど夕方は人生を反省する時間でもありまして、歩く事でその時間を強制的にポジティブにできるわけです。


それにしても、夕焼けを見ながら散歩をすると幻想的な気分になるものです。
理由なんてありません。
なんとなく感傷的になります。
やっぱり人生を考えてしまいます。
なんだかよく分からない気分になります。
その真紅に染まった黄昏を見るたびに、その切ない夕焼けを眺めるたびに
「いや、そんな事はない。やってみなきゃ分からないじゃない」
「やってご覧よ、できるかもしれないじゃない」
そんな希望も生まれてくるのです。


朝の光は体育会系で嫌いですが、なぜだか夕日の光はやさしさがある気がします。
散歩はいいものです。


※画像は河原の夕日。