或るA氏のブログ

FutabaUniv2005-10-20

閲覧しているブログがあります。
もちろん、この私を知っている人間のものではありません。


知りもしないその方のブログは、大変つまらないものでした。
そう、始めのうちは。


それから2ヶ月後。
私は再びそのブログを見ることになります。
ブックマークが複雑になってきたので整理していた時のこと。
興味本位で見てみました。
・・・見て後悔しました。


内容があまりに生々しかったのです。
まるで自分の神経をえぐるかのように
とても痛々しかったのです。
でも、なんとなく分かったことがありました。
理屈でも論理でもなく、直感的に感情的に理解できました。


その方は、大変弱い方でした。
決断力や社交性、学識や常識に至るまで何もかも。
その方もそれは分かっているのです、この世の誰よりも分かっているのです。
よく分かっているのです。
でも、動けない。
いや、できないとでもいいましょうか。
故にもどかしく、自己を嫌悪するのです。


再び2ヶ月後。
その方のブログを見ました。
元気でした。
手探りでも、自らもがき苦しんでいました。
その姿を見て、とても心からうれしくなりました。


世の中、適当でもうまく行く人が山ほどいます。
「なんであいつが」「なんで俺だけ」と思うことだって山ほどあります。
でも、そんな事は気にすることでもないのです。
自分が人よりも劣っていると感じておられるなら、よく観察してご覧なさい。
その人達が持っているのは
あなたより優れた才能でも
あなたより優れた人格でも
どちらでもありません。


その人達が持っているのは
過剰な自信、何の根拠もない自信を持っているだけ。
それだけに過ぎないということを。


未だに、その方のブログにコメントを書いたことはありません。
それは自分と似ているが故、自分にはコメントできないことと同一です。
しかしこれだけは申し上げたい。


『それでもあなたは失うのが惜しい、素晴らしい方だ』
と。


※画像は適当。
長文ですが、考えつくと長々書いてしまいます('A`)
これだから、頭が悪いと('A`)
私信はありません。