【雑談シヨウカナ】デリダと現代【ダレモ見ないし】

哲学科のヤシが見たら怒りそう。私は理

先月亡くなったフランスの大哲学者、ジャック・デリタ。
彼の思想は、いわゆるニーチェの思想に大きく影響されていたわけですが
その業績たるや、現代思想・哲学において偉大なものがあります。
例えば、かの有名な『脱構築


これは、例えば『劣位と優位の関係性』について述べたもので
「優位は劣位の存在によって規定される」という逆説的発想で
今日の社会における関係性を説いたりしました。
つまり、「強者は弱者がいて、初めて強者となる」
これは、今日の
『オリエント学問に対する批判』
『フェミニズミ』
の基本ともなったわけで。
『現代人の関係性を分析する』
いわば、現代思想の先駆けを彼は走ったのです。


今日の哲学というのは、おおよそギリシア時代にほとんど終わっている勘があります。
つまり、今日の哲学は所詮『堂々巡り』に過ぎないという批判があるわけです。
それは何故か?
そういえば、哲学批判者はこう言います。
哲学者は食い扶持が無くなるのを恐れて、自分から批判はしない。
簡単に言えば『人間とはなんぞや』という根幹が分かっていない。
さらに言えば『人間の持つ身体性』を著しく軽視している。


ならばデリタの遺産たる、『脱構築』とて同じ・・・と言いたいところですが
実際にはちょっと違います。
古代哲学は、人間と世界がほぼ一緒
近大哲学は、人間を客観的にみようと試みました
そして、現代哲学。
現代哲学は、人間とそのまわりにある全体のシステムとの関係性を重視したわけです。
しかし、この全体のシステムが大変なるくせ者。
とてもではありませんが、現代において手のつけようがありません。


しかし、複雑な現代。
将来は
アンドロイドやら
クローン人間やら
メイドロボやら出てくるはずですw
そうしたとき、人間との関係性をどうみていくべきか?
それは、人間が人間たらしめんことのファクターとなることでしょう。
デリタの遺産は、考え方の1つ。
しかし、それは唯一の中の1つ。


※画像はamazonより拝借、こんな本もあるんですねw (・∀・)イイ時代になったなぁ
哲学は自分で作るもの、らしいです
私信は5日にまわします。ダレモ見てないしw