創作料理【イカめし】

今度は食す!

氏名:○○○○(プライバシーによる)
役職:○○(以下、同様)
実験日:2004年8月10日
提出日:2004年8月12日


1.目的
 冷蔵庫に偶然にもヤリイカが存在し、好奇心から行動に至った。イカめしを所望したのは他でもなく、その他必要とされる材料が適時得られる環境であった上、食す欲求が生じたことに由来する。


2.説明
 イカめしは東北地方特有の名産品であり、現在、どこかの駅で販売される駅弁にも採用されている。
 イカめしはその地域によって様々な形態をとるが、①イカを使う②もち米を使うという点で共通して
いる。最近では、イタリア料理などでも用いられるとともに、老若男女問わず幅広い支持を集める食品
である。


3.器具・材料
【材料】             【道具】
 ヤリイカ 1杯           包丁   1個
 米    0.5合          まな板  1枚
 人参   1/3本          皿(小)  2枚
 乾燥昆布 1枚           皿(大)  1枚
 乾燥椎茸 2個           圧力鍋  1個
 醤油   1/4カップ        鍋(中)  1個
 みりん  1/4カップ        菜箸   1組
 酒    少々           計量カップ1個
 だし汁  3カップ         スプーン 1個
 砂糖   大さじ1杯        落し蓋  1個
                   ボール  1個
                   楊枝   数本


4・操作
 1.米に水を加えボールで研ぎ、乾燥昆布を加えた後、水中にて1時間放置する。
 2.人参は細切りにして皿(小)に移す。乾燥椎茸は皿(小)に入れ、水を加えた後放置する。
 3.ヤリイカは、げぞと内臓を除去した後、イカ内部を流水にて洗浄する。
 4.1時間経過した後、米は十分に水を切り、乾燥昆布は細切りにする。乾燥椎茸も同様の操作を行う。
  なお、乾燥椎茸で用いた水はそのままにしておく。
  1.及び2.で加工した材料を全てボールに移し、混和する。
 5.3.で加工したヤリイカ内部に、4.で作成したボール内の全てを詰め、開口部を楊枝で閉鎖する。
  (加工物は以下、イカめしと呼称する)
 6.圧力鍋に醤油、みりん、酒、砂糖、だし汁を加え、イカめしを加える。蓋をして弱火で10分間
  加熱する。
 7.蓋をとった後、内容物を鍋(中)に移し、再び中火で10分間加熱する。
 8.イカめしを取り出し、輪切りにして皿(大)に盛り付ける。


5.結果・結論
 イカめしは表面に醤油の色素が着色され、茶色となった。よく加熱されており、表面は柔かく、
内部は硬い印象を持った。ただし、表面のイカ組織が一部欠損し、内容物が一部外部に漏れ出して
いた。味はやや薄味であり、歯ごたえは最適であった。まあまあであるとのこと。


6.感想
 実験操作の終盤になり、結果を実地的に観察しようと欲したところ、中途より母者及び妹者が加わ
っており、両者の行為により、皿(大)に盛り付けてあったイカめしは消滅していた。事前に共同研究
への申し出もない状態でのことで、困惑するも「だって、美味しそうだったし」との意見陳述により
一方的な誤解による作為であったことが判明。操作者はその後、この両者に対して猛烈な抗議を行っ
た。しかし、聞き入れられず、ふて寝をしての執筆に至った。
 全くもって、理不尽なことである。
                                           以上


※画像はイカめし(ネットで拾ってきた画像ですよ)
 なんか、ちょっと泣きたくなってきましたよ、書いててw