ご婦人の声は銃声です

 “ご婦人方の声は銃声です。今日は図書館で作業いたします。”
 一日50〜100通も送信する身としては、あんな環境で作業できません。


 『黄色い声』など、よくもまあそんな馬鹿げた比喩表現を使ったものです。
 私にとって高音の女性の声は、機関銃の銃声そのもの。
 そのくらい、五月蝿くて、聞くに堪えない。
 とっととどっかに消えて欲しいですが、それは物理的に無理なので私がドロップアウトしました。


 私の部門は、部課長と私以外は全て女性と言う『女性の城』。
 他部門の殿方からは「お前は良いよなぁ、周りが女しかいなくて」と羨ましがられますが
 一日中、そんな環境で仕事をして御覧なさい。
 ピストルがあったら喉元まで持ってきたくなるくらい、嫌な環境ですから。


 そもそも女々しい声は嫌いなのです。
 声の大小、大声囁き声に関わらず女性特有の高音がどうも鼻に付く。


 どちらかと言えば、女性の低声は安心します(同居人が正にそれですが)。
 高音では強烈に映える感情が、低音だと柔らかく、そして確実に表現される。
 ともかくも、今週は何とか生き延びました。