しなくてもいい苦労

 「お前は、しなくてもいい苦労を選んでしているだけだ」
 父からそのように言われ、今日は上の空で仕事です。


 しなくてもいい苦労、確かに言われてみれば沢山ありました。
 和歌山時代。
 神楽坂時代。
 そして、神戸時代。
 10代の頃には思いもよらなかった人生を歩んでいると思います。


 なぜ実家を出て行ったのか。
 なぜ結婚を諦めたのか。
 なぜ今の仕事を選んだのか。
 なぜ夢にすがって生きているのか。


 後悔しているのは「全てが中途半端で何の結果も生まなかった」
 換言すれば「どんなに下らないことでも最後までやり遂げたら、事は成し得た」


 自分の選んだ人生です。
 過去を後悔していても、前に進める限り、希望はあるのですから。