結婚式の二次会なれども
入社5年目にして、ようやく同期から結婚式関連のイベントにご招待されました。
いやはや、私のようなダメ独身主義者をお誘いいただけるとは。
光栄の限り・・・。
と言いたいところだったのですが、私はその日に用事があるのです。
今は亡き恩師の偉業を称えるために。
非公開なため大声では言えないのですが、その分科会において先生の研究成果の一部が多分に引用されるのです。
c-Srcに人生のほぼ全てを捧げた先生は、今の私からすれば崇高なものです。
先生が「10年以上研究者を続けると、芸術家のような心境になる」と仰った意味がわかるような気がします。
私はその席で何をしたいのか。
ただただ、発表者に拍手を送りたいのです。
いわんや亡き恩師に最大の賛辞と尊敬を込めて、拍手を送りたいのです。
「結婚式の話で、死人の話かよ」
と思われるかもしれませんが、私にとって『死者に敬意を払いこと』は上位の価値観に属するものです。
生きている間だけ幸せであるというのは、私にとっては受け入れ難い価値観ですからね。