兆しは少しずつ

 ジュンク堂に陳列された本を見ると、ちらほらと「お、これは」と思う本がありました。
 手にとって読んでみると、中々面白い。


 自分の興味のある分野に関して、ある程度の知見が記されているのです。
 内容として同意できるものもあれば、同意できないものもあります。
 しかしながら、今から10年前だったら誰も目を付けなかったであろう分野や学術に光が当たり、
 それが発行物という形で私の眼前に現れる。


 「いい時代になった」
 そう思うと共に
 「自分の目が黒いうちに、まだ間に合いそうだ」
 そんな淡い期待を持ちました。


 バラ科の植物が春に芽吹くように、
 15年を経てようやく、良い兆しが見えてきた気がします。