株価高騰を前に

 手持ちの古漬け株が、ようやく買値に戻りました。
 アベノミクス様々です。
 いくつか約定して雀の涙程度の売却益を得たわけですが・・・。


 ただし、今回の経済対策は単純すぎて胡散臭い。

物価が上がる→企業利益が増える→所得が増える→家計でモノを買うようになる→最初に戻る

 ということで、ともかく物価上昇を優先している感があります。
 でも、実際どうなんでしょうか。
 うる覚えで申し訳ないのですが、企業の総利益はここ10年で2倍近くになったのに、平均所得は横ばい。
 企業の利益が増えたからといって、給与が増えるとはとても考えにくいのです。
 もっと言えば「そんな理屈、成り立つはずがない」。


 結局のところ、市況は何に反応しているのか。
 ここも推測するしかないのですが、税や物価に乗っかってきた中間層の金が市場に出回ることを期待しているとしか考えられない。
 もしくは「株価が騰がっている」という雰囲気に、投機筋が乗っかっているようにしか見えない。


 果たして、どこまで円安株高が進むことやら。