ヒト形造型の難解さ

 

神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。
そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
旧約聖書・創世記・1章26節・新共同訳聖書)


 (;'∀`)人間の干物?
 粘土をこねている最中、聖書の一節を思い出しました。
 「神様とやらは、よくもまあ人間なんざ造ったもんだね」と。


 ミケランジェロだか誰だか忘れましたが、「美術の真髄は彫刻にある」と述べたのは誠に正しい。
 絵画と異なり、筆先で誤魔化すことはできません。
 「アクチュエーターを変えれば良いじゃん?」みたいな、二足歩行ロボットの単純さも無し。



 例えば、鎖骨や胸部の部分はクリーチャーそのものです。
 男性なのか。
 女性なのか。
 乾燥した後で、さらに盛り付けしなければならないでしょう。


 はっきり言えば、観察力が足りない。
 もっと言えば、知識も足りない。
 さらに欲すれば、手法も足りない。


 足りなければ、失敗した部分を補って、どんどん自己構築をしていけばいいのです。
 ただし、勉強すべきことがあまりにも多すぎることに、ちょっと焦りを感じています。
 色々補っていっても、最終的に妥結すべき所がようやく見えてきました。