人生の余白

 アイデアや、その種となる情報は「欲しい!」と思ったときに出てきません。


 仕事がなくてボーっとしているときとか、
 会議中に別のことを考えてるときとか、
 そんなときに突然現れてくるから不思議なものです。


 論文の構想だったり、アイデアの要点といったものは、ノートの余白に書いてある。
 もしくは、ダイソーの真っ白な画用紙に書いてある。
 そんなものです。
 横道に入ってみると、自分が欲しかったものがこんな近くにあると気が付くのです。


 ただ、年を重ねるごとに、その余白がどんどん狭くなっているように感じるのは、私だけでしょうか。
 手に掬った水が時間と共に零れ落ちるように、いつか消えてしまうのではないかと。