それは会社のものです

 今日は一日、セミナーの準備や裏方で忙しく、机を並べたり、偉い先生方を出迎えたりと忙しい一日でした。


 私がキレたのは、仕事が終了した後のことです。
 「会社の特別応接室に料理と酒が残っているから、みんなで食べないか」と役員が仰るのです。
 ホテルの料理人を迎えて、高級酒を用意して、接待に使った残りが沢山ある。
 「捨てるくらいなら食べていけ」と仰るわけです。
 おそらく、労をねぎらっての計らいでしょう。


 (#゚Д゚)「いりません!」


 啖呵を切って帰りました。
 「交際接待費は、それが例え残り物であろうと被用者のものではない」
 「仮に食べても良い人間がいるとするならば、それは唯一株主である」
 これが入社当時からの“職業倫理”なのです。


 落ちたパンがあれば、食べます。
 便所の水だろうが、飲めるなら飲みます。
 1円でもケチができるなら、みっともなくてもやります。


 しかし、接待などの正当な理由もなく、他人の金で豪遊する人間にはなりたくないのです。
 偏屈かもしれませんが、私はそういう人間です。