3年間の記録
4冊の手帳。
ふと、読み返してみました。
入社してからの3年間、日々の思いや構想が綴られています。改めて読んでみると、自分の人生なのに面白く感じます。
日々、0.1%成長すること。
1冊目(2009/4/1〜2009/10/18)には、就職直後の苦悩と、歯車が狂い始める前兆が記されています。この頃は、知的財産の評価法について、法学のみらなず計量経済学を用いた構想が記載されており、まだ病気に気が付いていません。
人は選択する故、価値がある。
2冊目(2009/10/19〜2010/8/17)には、休職直前の様子が描かれています。毎日の状態が分刻みで詳細されており、どんどんと壊れていく思考が読み取れます。もはや、内向きな思考に走っている記載しかありません。
人生を「面白くない」と感じるか、「そこそこ楽しい」と感じるかは自由だ。何をするのか、それも自由だ。
3冊目(2010/8/17〜2011/9/20)は、休職→復職失敗→復職までの1年間が描かれています。目立つのは、「もうどうでもいいじゃない」と知的財産を諦めて、再び数学的・言語学的な構想を練ったり、旅行に興じたり、短歌を詠んだり、自由気ままに過ごしている様子が見て取れます。
再度読み返してみると「あの時はこんなことまで考えていたんだなぁ」「この図形は何の構想に関して描いたものなのだろう?」と、いかに苦悩と構想の入り乱れた激しい3年間だったか。それがわかる気がしました。
あるときは、自分の内面しか記載されておらず、
あるときは、数式と図しか記載されておらず、
あるときは、走り書きしか記載されておらず。
賽には、努力という名のイカサマを施すことができる。