言葉はなぜ生まれたのか
- 作者: 岡ノ谷一夫,石森愛彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/07/13
- メディア: 単行本
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最近、京大で「鳴き声にも文法がある」というジュウシマツの研究結果が発表されてましたね。
しかも、神経回路も解明したとか。
著者の岡ノ谷教授もジュウシマツの『チャンク』を研究されている方らしく
人間の言葉の特徴として
1.発音学習ができる
2.音(単語)と意味が対応している
3.文法がある
4.社会関係のなかで使い分けられる
の4点を挙げていました。
テグー、ジュウシマツ、ハダカデバネズミ、テナガザルを例に1〜4の条件と対応させて、どこが人間と違うのか分かりやすく解説されていました。特にテナガザルの歌の例示は面白かったです。
最終的に、「人間の言葉の起源は他者の歌った“重なり合う部分”が切り出され“意味”がついたのではないか(所謂、『相互分節化仮説』)』が展開され、興味深かったです。
(´Д`)歌が言語の起源ですか・・・。
(´Д`)仮説としては結構有力な気がしますね・・・。