思案す

 妹の自転車を修理したり、母の鏡台を修理したり、夕飯の支度を手伝ったりと意外と活動的に動いています。薬の量を少しずつ減らしてはいますが、妹曰く「薬(抗不安剤)は、元々効いていなかった可能性がある」と言われ、ちょっとショックを受けました。
 そうかぁ、効いていない薬を1年間も飲んでいたのかぁ。なんか虚しいですね。


 休職して1週間経ち、今後を考えるようになりました。
 人事部付の保健師から人事部長に報告が上がり、何らかの協議がなされているはずですが、創業以来初の懸案に、人事部は困惑していることでしょう。おそらく、会社は産業医に「復職は認めさせないように」と工作し、復職を許さず、休業期間を満了させ自然退社の形を取らせるのではないでしょうか。
 一部上場企業を辞めなければならない事態に陥れば、それは残念でなりません。
 何か私が悪い事をしたわけでもないのに。
 会社に迷惑をかけたわけでもないのに。
 ただ「会社に馬鹿正直に申告した」というだけで厄介者扱いされる日が来ると想像するだけで、無念でなりません。


 妹から「どっちに転んでも(復職、または自然退職になっても)良いように、予め準備しておく事」と忠告を受けました。
 しかし、今の状態では全く想像すら付きません。


 冷静さを取り戻すと、取り返しの付かない事態を生み出したことに気が付くものです。
何と不利な条件に自分を追い込んだのか。覆水盆に返らず。