青春18きっぷの旅(別府−大阪)
「速やかに帰宅せよ」
実家から下命がありまして、急遽夜行バスで帰る事にしました。只今、バスの車中です。別府から片道13時間かかりましたよ。
帰路の車窓から海を眺め、山を巡り、駅弁を堪能し、黙考するなかで思うことが沢山ありました。
「会社は復職を認めるだろうか?」
「このまま自然退社になるのではないか?」
「人事部長の心中や如何に?」
妹曰く「他人に対して誠実かつ公正であっても、世間は誠実かつ公正ではないではないか」という意見はその通りです。私は、うつ状態により、社会人として取り返しの付かない失敗を犯しました。それが未だに悔いとして残っているのでしょう。
しかしながら、私はこうも思うのです。
「人としての道は外れてはいない」と。それだけは誰に対しても宣誓できる点なのです。
この一週間の一人旅は、一人唯黙考する時間が多かったですが、その分だけ実りも多かったように思います。
何も解決策は思いつきませんでしたが、自分の行いが決して間違ってはいなかったのだと。
明日には関東に戻り、療養に入ります。この旅は有意義であったと、そう願って止みません。