post hoc ergo,procter hoc

母(゚∀゚)「あたし、ずーと疑問だったのよね」
母(゚∀゚)「あんた、何で大学時代に就職活動しなかったの?」
母(゚∀゚)「何で知的財産で就職したわけ?分かるでしょ?普通」


 ラテン語に「post hoc ergo,procter hoc」という言葉があります。“前の事実”と“後の事実”の間に関連があるとは限らない、という意です。
 大学の就活時は、完全に引き篭もっていましたから、そんな事に関心を向ける余裕がありませんでした。知的財産の実務が務まらないかもしれないという疑問は、大学院時代にあれだけ業績を残したことからしても疑問すら持たなかったのは当然の成り行きです。 


 にもかかわらず「実は全部お見通しだったのよ、私」という態度を取り続ける母に、何と云うか憤りを覚えるのです。事実の前後関係を全く無視して、話を展開しているとしか思えない。少なくとも、大学時代に引き篭もりになった私に何の疑問を感じなかった人間が、私の将来がどうなるのか既に分かっていたなどと云うのは、呆れてものも云えないという心境だったのです。


 それは、新たなゲームや漫画を見て「このアイデアってさ、俺もう前から考えてたんだよね」という人間と似ています。それはありえないのですよ。事実の前後関係を完全に見誤っているとしか云いようがありません。


(追記)後から読み直してみると、母に対する八つ当たりに読めてしまう。最近、精神的に落ち着いてきたと思ったのに・・・どうも波が激しい気がする。母に申し訳ないなぁorz