社会人1年目を終えて

いつか観たアニメを思い出したよ。魚の群れが水草の間を泳いでる。だが、中の一匹がそれが実は敵の触手だと気づいて、こう言う。
『イソギンチャクより、こいつと友達になろう』
見せ掛けの仲間なら要らないってことさ。


The West Wing ep.2-14より−



仕事に悩み、そして病気に悩んだ1年でした。苦しい1年でしたが、人生の方向性を決める1年でもありました。
私は『こんな会社辞めてしまおう』と考えていました。仕事も人間関係も何もかも、うまくいかなかったからです。しかし、半年の間に自分自身を研究し、分析し、悩みに悩んだ挙句、一つの事実を得ることができました。病気に侵されていたという事実です。


人間、病気を克服しようとするものです。克服した者は、社会から受け入れられる。しかし、私はその逆を考えてみたのです。
『社会より、こいつと仲良くしよう』
社会と仲良くするために病気と敵対するよりも、病気と仲良くした方が、自分の一生を考えると得ではないか。社会は“見せ掛けの仲間”になりえても、病気は“見せ掛けの仲間”にはなりえない。自分自身の中で、病気と敵対する方が損が大きいことに気が付いたのです。


明日から2年目です。見た目は何も変わりませんが、考え方を改めて1年に望みます。