ラースと、その彼女

今年初めての映画に選んで正解でした。


ラースと、その彼女』(原題“Lars and the Real Girl”)は、大変インパクトのある内容でして

主人公の彼女は、リアルドール(ダッチワイフ)*1

という、現代映画の中でも特異な設定になっているのです。何というか、コメディー映画なのですが単なるコメディーで終わっていないのが、この映画の醍醐味です。


まるで本当の人間であるかのように扱われるリアルドール、そのリアルドールを最愛の彼女と信じてやまない主人公、躊躇っている周囲の人々。そんな不思議な関係が、いつしか人々の善意を繋げ、自分の殻に閉じこもっていた主人公を徐々に人間として成長させていく姿。まさに圧巻としか言いようがありません。
一連の流れについて“人形”を通して演出した事で、非常にオリジナリティー溢れる作品に仕上がっています。
素晴らしい!
(゚∀゚)現実的でない部分が多いですが、心温まる映画ですよ。

*1:ご婦人方に説明しますと、要するに“性交出来るように造られた女性を模した等身大人形”のことです。あしからず。