着信履歴アリ

NEDOから電話が来てました。
夕方に二回。
連絡がこんなに早いとは驚きですねw


内々定の通知、若しくは応募書類返却の通知なのか定かではありませんが、その時は実家に携帯電話を置きっぱなしでした。それゆえ取次ぎできませんでした。担当者様、申し訳ありませんデスorz


NEDOは学部4回生の時から憧れの就職先でした。
勤務地が地元であることが第一のメリット。
さらに、人型の移動型ロボットから地球温暖化に係る排出権取引まで、現行の科学技術を支える機関であり、同時に先端技術に触れることができる職場であることに魅力を覚えました。私がお得意とするバイオ・医療機器はもちろんのこと、二足ロボット開発を支える上で幅広い勉強ができるメリットを、当時は思い浮かべていたのです。


ところが大学院で事態が一変しました。
知的財産の“魅力”と“恐怖”が自分に圧し掛かってきたのです。“魅力”とは幅広い技術を見ることが出来、専門的なスキルや技術を我が物に出来ること。“恐怖”とは、勉強が苦手な私にとって生き残ることなど不可能ではないかということ。
ここ一年の心境たるや、日本刀の刃渡りを素足で歩くようなものでした。


そして現在。
辛うじて知的財産職を得るに至った今、憧れだったNEDOで揺れています。知的財産に進むのか、それとも捨てるのか。捨てるというには語弊があるにせよ、もはや民間企業のようなスキルや技術を学ぶ事は相成りません。捨てるのと同義でありましょう。
もしくは、この迷いこそ「私は知財人材としてやっていけるのか?」という根源的な問いに他ならないかもしれません。自信がないのでしょう。やっていける自信が。


どちらにせよ、回答が迫られています。
残された時間は皆無に等しい。