決算短信を読む


決算短信
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決算短信(けっさんたんしん)とは、株式を上場している企業が、決算発表時に作成する、各社共通形式の決算情報である。 決算公告が会社法の要求している法定情報開示であるのに対し、決算短信証券取引所の要求する民間の開示である。



今頃の時期、上場企業は“決算短信”なる情報を公開します。6月の株式総会を控え「売上高」「営業利益」「経常利益」そして「純利益」がどれ程あったのか内外に示すためです。その年の3月期を基点とし計算された決算短信には、損益計算書貸借対照表といった企業経営を知る上でなくてはならない情報があります。
今年の決算短信を見ると、為替差損と原油高に基づく原材料高騰の影響が大きかったようです。海外で売上を伸ばす企業は、ギリギリ利益を確保した状態と言えるでしょう。サブプライムローンといい、原油高といい、ヘッジファンドの影響は馬鹿にならない様子です。


会計の講義の知識を生かして、内々定を頂いている会社の決算短信を読み解いてみました。

(´Д`)為替差損、固定資産除却損、原材料で大きな損失が出てる
(´Д`)流動資産のうち現金及び預金が減ってる
(´Д`)そのため純利益があまり伸びてない
(´Д`)けど、賞与・給与・福利厚生は増額
(´Д`)研究開発費も増額

売上のうち60%を海外に依存している関係で、為替と原油高の影響は免れなかったようです。見ると「売上高」「営業利益」「経常利益」「純利益」の金額は増しているのですが、その割合は全て減少となっています。特に、純利益が前年より伸び悩んだ点で大いに悩ましい。対して、社員の給与や賞与、福利厚生の額は増加して一定の平均年収は確保できそう。さらにR&D費も増額と先行投資には前向きな様子です。


初め、純利益が激減りしているのを見てテンパってしまいました。もしや以前「会社から両親宛へ資料が届いた」ってのは、これ対策だったのではないかと疑ってしまうくらいに。しかし実際、会社が傾くほどの損失ではなさそうなので安心しました。
見栄えは明らかに悪いですけどね。


株を買った会社なら読むのは必須。
お勤めの会社が上場されているなら読んでみるも良し。
ご興味があればご覧になっては如何でしょう。勉強になりますよw