バレンタインデーの夜に

「パクれるもんなら、パクらんかい!ボケェ!」
「パクれんのか!あぁ!ポリ公怖いんか、どないじゃ!」


そんな怒号とサイレンが響く街に住んでいると
こんな寒くて退屈な夜も、何だか非日常のように感じます。
今日はバレンタインデー。
家族からは祝いの言葉、同居人からは「チョコレート風味のミニシガー」を戴きました。
いや、葉巻とか要らないです。
それとその葉巻、私のお金で買ったんじゃ・・・。


とは言うものの、寒空の中で一服しながらレッドアイを呑む。
これがまた、格別です。
今日は本当に空が綺麗。
星が落ちてきても不思議じゃないくらいに綺麗じゃありませんか。
(・・・人生って不思議)


「パクるんか!あぁ!」
「やかましい!ええから乗らんかい!」
今日もこの街は騒がしい限りです。