さらば我が川崎市


 勤務先に帰っても、暫くはこの曲をずっとかけていようと思います。


 今回の旅行&帰省は、大雪の影響により旅行は中止・帰省続行という
極めて中途半端なものになりました。

 

 多摩川も大雪から2日。
 おおよそ雪は溶けましたが、それでも残雪がちらほらと散見されます。
 母なる多摩川を去るのは、実に悲しい。



 新幹線から見える、雪雲から零れる夕景を見れたのが
せめてもの慰めというものでしょうか。


 ここ5年間で思うのが
「やはり生まれた地で勤務先を見つけるべきだった」というものです。
遠く離れてしまっては、技術革新により故郷が身近になったとしても
決して故郷の空気、景色、友人・知人と近づくことにはなりますまい。


 「不毛な5年間だった」とは言いませんが
 「何もなかった5年間だった」と否定できないことに
私の精神の限界があるように思います。


 ただ、帰省すると必ず収穫があるのです。
 「失敗することが多けれども、お前には才能があったことは確かなことで」
 「熱中しろ。集中力を維持できる好きなことに全力を尽くせ」
 「そうすれば30代には、“何か”を生み出すことはまだできる」
 「一番良いのは、それで食っていければいいんだがな(笑)」
 父からの嘆きと励ましには、心打たれるものがありました。