金銭感覚の不思議

 株で2万円損したことよりも
 キャンセル料で525円損した方が、ショックが大きいです。


 この現象を、経済学で何と呼ぶのか存じませんが
 その理由は『日常生活を通じて想像しやすい額だから』だと思っています。


 例えば、2万円の入った財布を落とすことは滅多にありません。
 しかし、レンタルビデオの延滞料金525円を払う可能性は十分あり得ます。


 2万円を滅多に使う機会はありませんが
 525円を使う機会は多々あります。


 金銭感覚というのは、実に不思議なものですね。
 日常生活を基準とした金銭感覚を大事にしたいものですが、人間、徐々にずれてくるんですね。