象を見ること

 「どうしたら視野が広くなるか」という葛藤に取り組んでいます。


 どうしたら視野が広くなるか。
 私は、それは象を見るのと一緒だと考えています。
 久教授(現在は非常勤講師)の教養講座で「物理学者は色々な意見を言うが、実は同じものを語っている」との話をヒントにしました。
 

 例えば、
 Aから観察している人は「この物質は常に湿っていて軟質である」と言い、
 Bから観察している人は「この物質はザラザラしていて硬質である」と言い、
 Cから観察している人は「この物質は様々な毛に覆われている」と言う。


 しかし、広い視野で見ると、それは象なのです。
 別の視点に固執することで、それぞれ異なった答えが生じるわけです。


 では、どうすれば視野が広くなるのか。
 うる覚えですが、確か「常にアンテナを張ること」が大事だと教わった気がします。全く異なった本を乱読し専門性を2つ以上磨き、外に出て人やモノを観察し、世の中の常識に対して考えてみる。
 私の場合は、Aさん、Bさん、Cさんのいずれにもなれるように意識する必要があると思うのです。


 他に「こうしてみたら視野は広くなると思うよ」的なご意見がありましたら、教えていただければ嬉しいです。