言語を生み出す本能(上)
『人間がサルやコンピュータと違うホントの理由』を読了。
「脳の機能は複雑適応系の範疇に入るんじゃないか」とか、「人工ニューロンが出来上がったとしても、ニュートン力学と量子力学の中間みたいな別な力学が介在してるんじゃないか」とか、色々な可能性が述べられていて面白かったです。
筆者が“意識”“知能”“脳”といった言葉が定義できない概念であることを強調した上で議論を進めている姿勢も好印象でした。神秘論は徹底的に排除してたし、物事はシンプルではなく複雑であることも忠告してたし。
で、今日から読み始めた本がコチラ。
- 作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,椋田直子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 1995/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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人間の脳は、統語的に言語を操る能力を生まれながらに備えているらしい。ホントかなぁ?
“統語的に”というのが非常に気になる。「それって後天的に獲得したもんじゃね?」と、どうしても勘ぐってしまう。
読了するのが、今から楽しみデス。