知財部員と夜の研究所

深夜0時。
もう寝る時間です。


独身寮の窓から、灯りの点いた中央研究所が見えます。
中で研究者が働いている証です。


研修期間の今、何度となく「なんでこんなに辛いんだろう」「知財は向かないから辞めたいなぁ」と思いました。しかしながら、自分の仕事が“この人たちの努力を文章にする仕事なんだな”と思った瞬間、何だか目頭が熱くなりました。なんというか、こんな夜中まで研究を続ける人たちに何の敬意も払っていなかった気がするのです。それだけの努力で出来上がった技術に対して、今の自分は何ができるのかと思ったのです。


何も出来ません。


しかしながら一日でも早く、どんな形でもいいので、研究者に対して何か出来る人間になりたいと思います。